FEATURES #01

高速診断

診断時間は最短2秒、最長で8秒になります。
(詰り:2秒、漏れ:2秒または8秒、正常:8秒)

診断前の設定時間と判定にかかる診断時間の合計は、診断条件にもよりますが連続診断であれば最短10秒、最長でも16秒で完了し、非常に早い診断時間を実現しました。(他社製品当社比で約半分に短縮。)

時間短縮イメージ


FEATURES #02

自動判定

スチームトラップの良否(漏れ・閉塞)を振動及び温度センサーによって自動的に判定します。

聴音診断における人や経験による違いが発生せずに、定性的な判定・スチームトラップの診断・管理ができます。

自動判定


FEATURES #03

操作性シンプル

指の移動距離が少なく、操作がし易いボタン配置とし、片手で持ち、指1本での素早い操作ができます。また操作ボタンを押す感覚もしっかりしており、分かりやすいです。

操作部表面の中心を示す箇所に突起(ホームポジションインジケータ)を設け、その位置を中心にして左右どちらの手を使っても、その影響を受けずに操作ができるよう左右対象なボタン配置としています。

診断設定は①スチームトラップの種類②使用される蒸気の圧力帯の2アクションの選択入力のみで診断器の測定前設定が完了できます。

診断するスチームトラップの種類・使用蒸気圧力帯が同じであれば、設定入力をし直さずに連続診断が可能です。

STC-1操作部詳細
STC-1操作部詳細


FEATURES #04

バイブレーション機能(特許登録済み)

スチームトラップの診断開始と完了を携帯電話のバイブレーター機能と同様な振動にて報知します。

暗所や閉所などスチームトラップが設置されやすい目視にて画面で確認できないような状況でも、バイブレーターによる振動にて診断開始完了が分かり、更なる作業効率化につながります。

バイブレーション機能


FEATURES #05

LED機能

STC-1独自の機能で、診断結果を画面表示のみだけでなくLEDの色識別にて報知します。

LEDの色によって診断結果の確認ができる直感で分かるため、液晶画面確認の時間が短縮でき、上記と合わせて更に作業の効率化ができます。

LED機能


FEATURES #06

用途切替可能

STC-1に内蔵される表面温度センサー機能及び聴診機能は、自動診断機能とは独立して任意に使用が可能です。

ですから自動診断とは別に人の聴覚による診断も可能です。

この聴診も想定し、これまでの診断経験からよりクリアな蒸気ドレン排出時の音質を提供します。

こちらの機能を使用すれば、スチームトラップの良否だけでなく、バイパス管に使用されている手動バルブの漏れの聴音による診断や配管の表面温度を測定することによる流体の通気の有無など、スチームトラップの診断以外にもご使用いただけます。

聴音・温度診断


FEATURES #7

独自形状

片手・一本指で操作し易くするために、滑りにくくグリップ感のある握りやすい曲面を多用したスリム形状を採用し、滑りを防ぎながらフィット感を持たせてました。

また表面は傷がつきにくく、傷がついても目立ちにくいデザインを採用しております。

独自形状


FEATURES #08

タイマー機能

診断開始を遅らせるタイマー機能を装備しております。

スチームトラップの設置場所が奥まった場所や延長棒(デジタルカメラのセルフィースティック(自撮り棒)のようなもの)を使用するような高所でも、脚立等を使用せずに診断するスチームトラップへ診断器を当て測定する、診断開始時に時間差が必要な場合などに使用できます。(センサ先端の接触が確認可能な範囲での使用になります。)

タイマー機能


FEATURES #09

自動電源OFF機能

自動電源OFF機能を有し、電源を消し忘れた場合の電池の無駄な消耗を防ぎます。
(条件・機能によります。)


FEATURES #10

大画面LCD

128×128の大画面LCDを採用し、目視確認等視認性良好です。

また診断中のスチームトラップの作動状況を波形レベルの時間変化として表示することができ、液晶画面上からも作動が確認できます。

画面表示もSTC-1独自表示を採用し、構成する液晶1ドットの配置にもこだわり、お客様によりわかりやすいヨシタケ独自のフォントデザインを採用しました。

大画面LCD


FEATURES #11

バックライト機能

通常状態でバックライト点灯機能を有し、暗い所の作業時でも画面がより確認し易くなりました。

バックライト点灯時の電池寿命は8時間ですが、バックライトを手動で非点灯にすることも可能で、更に長時間連続使用が可能になります。

バックライト機能


FEATURES #12

専用収納ケースを付属

持ち運びに容易な製品にジャストフィットする専用収納ケースを付属しております。

専用収納ケースにはズボンベルトに通せる大きなバンドと、カラビナ等を通して着脱し易い小さなバンドの2種類が縫製されています。

またイヤホンや予備電池も収納できるポケットやセンサー先端部の保護機能を有しています。

単なる収納ケースではなく、実際のスチームトラップ診断では長い距離の現場移動や、また高所や狭所など両手がふさがる状況もあり、その際にも速やかに収納し、安全を確保していただけます。

専用収納ケース

専用収納ケースを付属

カラビナ用バンド・ズボンベルト用バンド

収納ポケット


FEATURES #13

落下防止対策

ハンドストラップなどを設置できる箇所を本体及びセンサーキャップに設けております。

ネックストラップなどの長いストラップについては、現場により巻き込みの恐れがございますのでご使用にはご注意ください。
(ストラップはお客様にてご準備ください。)

落下防止対策

落下防止対策


FEATURES #14

電池収納部 一般的に入手できる単4形アルカリ乾電池を使用

電池カバー止めねじは紛失防止のため、電池カバーとセットになっております。

電池カバー止めねじはコインなどにて締結が可能です。

電池収納部


FEATURES #15

ヨシタケ製スチームトラップ診断器

スチームトラップは蒸気(気体)とドレン(液体)が共存するバルブです。

スチームトラップの診断をするには、機器としてのバルブの構造や特性を理解するのはもちろん、バルブを通過するそれぞれの流体(蒸気・ドレン)の特性を理解する必要があります。

蒸気・液体の両方の流体を制御する減圧弁や安全弁といった自力弁を長年開発・製造してきた自力弁メーカー『ヨシタケ』の経験値、長年にわたるユーザー様で実施したトラップ診断による技術の蓄積とWi-Flo開発時に培ったテクノロジーによって生み出されたスチームトラップ診断器です。

ヨシタケ製スチームトラップ診断器


FEATURES #16

スチームトラップ管理の必要性

スチームトラップは、蒸気機器・配管からドレンを自動的に排出する自力式のバルブであり、蒸気システムに適切に設置することにより、省エネルギー・高効率生産・配管機器の保護など実現できるバルブです。

ただし、スチームトラップも一度設置すれば永久にその効果を持続するわけではなく、部品の経年劣化や、ごみ噛み、ごみ詰り等によってその効果が低下したり、失われたりします。

また、スチームトラップの不具合発生頻度は、使用状況・作動形式などの要因により、一概に言えません。2年程度で発生する場合もあれば、10年以上問題ない場合もあります。

そのため、工数をかけ全てのスチームトラップを数ヶ月~数年毎に診断することが必要なのが現状です。

スチームトラップ管理の必要性

スチームトラップ不具合の例:スチームトラップのバルブ部が経年劣化により摩耗
⇒蒸気漏れ=エネルギーロス= 燃料費、CO2の損失

スチームトラップ診断

Wi-Floによる省エネルギー

Wi-Floによる省エネルギー

<計算条件>
  • スチームトラップ設置台数125台
  • 月あたりの不具合トラップ台数1.5台/月
  • スチームトラップ1台あたりの蒸気漏れ量15kg/h(漏れ中程度)
  • 蒸気圧力1.6MPa
  • 稼働時間730時間/月
  • 蒸気単価5.2円/kg
  • ボイラ燃料LNG
  • 点検時発見した漏れスチームトラップは全て即時交換

最も無駄の少ない1ケ月点検でも、
3.5年間で
損失金額:3,587,220円
換算CO2排出量:65トン

となります。

※計算による目安となります。

Wi-Floの測定は毎日(測定間隔設定可)のため、即日蒸気漏れ発見可能です。

唯一、エネルギー、CO2の無駄ゼロを目指した取り組みができる方法です。

生産装置のスチームトラップが詰まる
⇒ドレン排出ができなくなる= 生産ができなくなる

蒸気システムにおける省エネルギー・安定した生産のためには、スチームトラップを定期的に診断し、交換・修理をする、さらには不具合履歴を把握する、といったスチームトラップ管理が必要になります。
現状、スチームトラップ管理の方法として、

① メーカーによるトラップ診断
② 現場担当者様による診断(携帯式のトラップ診断器STC-1を使用)

の2つの方法がありますが、しかしエネルギーロス、工数、現場担当者様の技術向上などの側面から見ると、2つの方法ともに課題があります。
その課題を改善するための流体監視システム『Wi-Flo』をご提案します。


FEATURES #17

流体監視システムのWi-Flo

メーカーによる診断では、タイムリーなスチームトラップの管理はできず、エネルギーロスの削減効果が少ない。

① 日々スチームトラップの良否を判断し、いち早くスチームトラップの交換をし、省エネしたい。
② 自社で管理(STC-1を導入)したいが、人力で診断するにはあまりにも管理するスチームトラップが多すぎる。
③ 自社で管理(STC-1を導入)したいが、電子データで管理したい。
④ 自社で管理(STC-1を導入)したいが、人が診断するには危険・高所・狭所・奥・届かない箇所にスチームトラップが設置されている。

上記でお悩みの方、ヨシタケの流体監視システム『Wi-Flo』の採用を是非ご決断ください。

Wi-Flo特設サイトはこちら

スチームトラップ管理方法 簡易比較表

  Wi-Flo Wi-Flo メーカーによるトラップ診断
管理方法
(診断方法)

現場をまわらなくてもパソコン画面で毎日監視できる

現場をまわり、1台1台STC-1にて診断し、情報をパソコンへ入力・保存することで、一括監視できる
×
メーカー報告書の一覧表(紙)又は、それを手入力し、台帳化
管理精度
異常、数値の推移、履歴、頻度など把握、分析できる

パソコンへ保存した時のデータ履歴は残る
×
履歴は残らない
診断工数
パソコン画面のチェックのみ

5時間/月=60時間/年

ご担当者様の工数なし
省エネルギーCO2削減
(=診断頻度)

毎日(測定間隔設定可)

毎月

半年毎
トラップ選定
メーカーまかせではない=担当者様の技術向上

メーカーまかせではない=担当者様の技術向上
×
メーカーまかせ
修繕費用
従来通り

従来通り
×
メーカー提案品採用により溶接・面間あわせの費用発生
メンテナンス性
子機の電池交換が必要
(センサー等主要部品耐久年数5年以上)

トラップ診断機の電池交換が必要

機器管理の必要なし
社内報告
半自動(システム内にフォーマットあり)

履歴データをもとに作成
(パソコンにデータが保存されている)
×
メーカー報告書をもとに作成
導入コスト ×
子機(トラップ数)、中継器、GW、モニタPC

STC-1 1台

機器導入はなし
総括 現場担当者様が毎日現場をまわらなくてもパソコン1台で流体監視できる。診断工数をかけずに、最も効率的にエネルギーロスの削減ができる。トラップ選定・交換もメーカー一任することなく、担当者様の技術向上ができる。電池交換は必要。

唯一、エネルギー、CO2の無駄ゼロを目指した取り組みができる方法です。
STC-1 1台でトラップ監視ができるが、現場担当者様が現場をまわり診断をする必要がある。毎月の診断を実施しても、最大1か月の不具合トラップの放置となる。異常・数値の把握、分析はできない。 工数はかからないが、トラップ選定・報告書などメーカーまかせとなる。トラップ交換の際、溶接・面間合せのための費用が発生する。診断周期も多くて半年に1回程度